[メイン]
GM :
【シナリオトレーラー】
UGN、それは世界をレネゲイド災害の脅威から守る秘密結社である。
平穏な日常の裏では、いとも簡単に物理法則が捻じ曲げられるような、非日常の日々。
オーヴァードは"人"として在り続けるために、それぞれの日常を守るために、非日常と向き合い続ける。
しかし超越した力を持ってしても、その使い方を知らなければ、守りたい何かを守ることもできない。
ゆえにUGNは提供する、実践の場を。日常を守る力をコントロールするための場を。
常識を覆す力を持っても、怠ることなかれ。
オーヴァードよ、鍛錬せよ。
ダブルクロスthe 3rd edition
『Overd Drill』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:無し
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
あなた達は、とある都市部にあるUGN支部の、複数の席が配置された広い会場にいる。
そこであなた達は、任務説明───ではなく、レネゲイドコントロール(RC)訓練の説明会に加わっている。
[メイン]
GM :
このRC訓練は、任意参加であると事前に知らされており、あなた達は各々の理由で参加していることになるだろう。
壇上には職員がおり、今回のRC訓練会の説明を、大きなモニター画面を用いて説明している。
[メイン] GM : そこで、以下の説明が行われた。
[メイン] GM : ・本RC訓練の目的は、レネゲイドの再理解と、対レネゲイド事件における想定と挑む姿勢のシミュレーション、そして任務仲間として同席し得るオーヴァード同士の交流である。
[メイン] GM : ・本訓練においては、個々人の能力を可視化するために、AチームとBチームとで別れた、団体戦の形で執り行われる。
[メイン] GM : ・訓練会場場所、プログラム内容は、任務時想定のため、情報収集能力を再認知するために各自で集める。
[メイン] GM : ・侵蝕率100%超えを観測した時点で、そのオーヴァードは訓練を中断する。(バックトラックを行ない、本セッションへNPCとして介入することとなる。)
[メイン] GM : そうして説明会は終わり、あなた達は早速、訓練会場へ向かう準備を整えることとなる。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
〇情報項目
・本RC訓練会場について
<情報:UGN>、難易度8。
・本RC訓練プログラムについて
<情報:UGN>、難易度8。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] 歳納京子 : middle『Bチーム』登場:任意
[メイン2] system : [ エキドナ ] 侵蝕率 : 37 → 43
[メイン] 歳納京子 : 31+1d10 登場/リザレクト (31+1D10) > 31+3[3] > 34
[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 31 → 34
[メイン] 早瀬ユウカ : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+6[6] > 42
[メイン] system : [ 早瀬ユウカ ] 侵蝕率 : 36 → 42
[メイン] ティーダ : 1d10 (1D10) > 5
[雑談] system : [ ティーダ ] 侵食率 : 40 → 45
[メイン] 歳納京子 :
[メイン] 歳納京子 :
[メイン] 歳納京子 :
[メイン2] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 39 → 41
[メイン]
歳納京子 :
RC訓練、その説明が終了した。
あくまでここに来た人たちは任意参加であるため、各々の理由を持っていることだろう。
なにせ────自分と密接にかかわっている能力、レネゲイド。
その訓練なのだから。
[メイン]
歳納京子 :
ただ、これはただ競い合う個人戦でもなく。
────チーム。
個々だけでなく、協力性が求められるわけで。
[メイン]
歳納京子 :
Bチームとして選出された京子、ユウカ、ティーダ。
三人は休憩室に、面識合わせと親睦を深めるために集められた。
[メイン]
歳納京子 :
のだが。
それを提唱した本人、歳納京子の姿が休憩室に見えない。
[メイン]
歳納京子 :
────そんな中、ガチャリと。
休憩室の扉が思いっきり開く。
[メイン]
歳納京子 :
「やーお待たせお待たせ!!」
コーヒーを両手に持ちながら、汗だくで少女が飛び込んでくる。
[メイン] ティーダ : 「遅いッスよ!あ、それコーヒー?」
[メイン] 歳納京子 : ティーダにもち!とウィンクを返す。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……12分と33秒。」
時計をちらりと見て。
[メイン]
歳納京子 :
「微糖だけど許してくれるかね?
甘いコーヒーが良かったらすま……う。」
[メイン]
歳納京子 :
二人に近づき、コーヒーを手渡し。
冷たい感覚が手に伝わるだろう。
[メイン]
歳納京子 :
「……あはは~~……
……実はその、これかってこよーかと思ったら、色々手間取っちゃって!」
[メイン]
ティーダ :
「苦いのが苦手なほど子供じゃないって!」
と、コーヒーを受け取って口に含んで
「……ゔ……」
[メイン] 歳納京子 : 面目ない、と笑いながら頭の後ろを掻き。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……あ。いえ…ごめんなさい、つい仕事柄…」
少しはっとしたようにして、コーヒーを受け取る。
[メイン]
歳納京子 :
「はっはっは、ドンマイ!
これも訓練の内と思って頑張って飲んでみなよ~?」
[メイン]
歳納京子 :
といいつつ、シロップをティーダに投げておき。
そのまま二人の前に、ぽすんと座る。
[メイン]
歳納京子 :
「へ~……?
真面目ちゃんだね、ユウカは!
……ってことは、この訓練に参加したのも理由があったり?」
[メイン]
ティーダ :
「あ!アンタ子供に見てるだろ!」
と、張り合うように微妙な表情を浮かべながらも喉を下して飲み干す
[メイン]
早瀬ユウカ :
……この身分なのに、随分と賑やかな子ね…
「……ええ、まあ…大したものじゃないけれど」
[メイン]
歳納京子 :
ふっふっふ、とティーダに張り合うようにどや顔。
しかし、京子自身微糖が飲めるようになったのは最近ではある。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「大丈夫ですよティーダさん、コーヒーが飲めるかどうかで大人子供が決まるわけではないですし」
コーヒーを啜りながら
[メイン]
ティーダ :
「んっ……」
コーヒーのカップを置いて、二人の会話を聞く。
おかしいって思われるって分かってても、やっぱり気になることは聞かずにはいられなかった。
「訓練……今回の、訓練って、なんだったっけ?」
[メイン]
歳納京子 :
ユウカの目線に、ピースサインを送っておく。
京子は明るい性格、というのもあるが────”慣れている”。
レネゲイド事件に何度か携わった事があるための態度でもある。
[メイン]
歳納京子 :
「あー、ティーダは最近来たばっかりなんだっけ?
それなら仕方ないか……
それは…………」
と、溜めたように一本指を立て。
[メイン] 歳納京子 : 「……詳しそうなユウカに頼んだ!」
[メイン] ティーダ : 「丸投げッスか!?」
[メイン]
歳納京子 :
立てた指をユウカに向ける。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「えっ…!?」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……コーヒーを机に置き、こほん…と咳払いを。
[メイン]
歳納京子 :
「いやあ……私は”天才”だよ?
でも、もし記憶違いとかあったらその……ね」
指同士をつつきつつ。
[メイン] ティーダ : 「天才ねぇ……」
[メイン] 歳納京子 : ティーダのつぶやきに、ホントだぞ!?と頬を膨らませておき。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……それじゃ、その"天才"さんの記憶の確認も兼ねて…ね。」
「といっても、基本は普段の対レネゲイド任務とたいして変わらないんだけど」
[メイン]
歳納京子 :
両手を椅子に持たせつつ。
ふんふん!、と頷いてユウカの言葉を聞く。
[メイン]
ティーダ :
その時、当然のように出た単語が、分からなくて……
なんか懐かしく、そして恥ずかしく感じた。
[メイン] ティーダ : 「えっと……レネゲイドって……」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……そうね、普段と違うのは……3つ。これがあくまでレネゲイドの力をコントロールするためのシミュレーションってことと……」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……え。」
[メイン] ティーダ : 「あ……」
[メイン] ティーダ : 「い、今のナシ!オ、オレ、前の事件のコーイショーで、頭グルグルなんだよな……」
[メイン]
歳納京子 :
「む!……あんまり説明されてなかったのかなー
これは伝達ミスだな~」
[メイン] 歳納京子 : ふむぅ、と顎に手を当てて。
[メイン2] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 41 → 45
[メイン] 早瀬ユウカ : ぱちぱちとまばたきを重ねる。
[メイン]
歳納京子 :
「いやいや、いいよ!
むしろ知らないからこそ、この訓練をやろうとしてくれたんだろうしね!」
[メイン]
歳納京子 :
そして、ニカっと笑い。
レネゲイドについて軽く説明する。
[メイン]
ティーダ :
頭がグルグル……そう言い訳する自分が、なんか昔を思い出して懐かしく感じて……
そして、何も変わってないようで少し悔しかった。
[メイン]
歳納京子 :
オーヴァード
レネゲイド────人を異能力者に仕立て上げる未知の細菌。
これに罹患すれば、異能を使えるようになるのだが────
コントロールすることは容易ではない。
故に、それを使いこなし、オーヴァードが日常を生きられるようにするために今回のようなRC訓練が実施されるのだ。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……ええ、ありがとう。」
……そっちの京子って子、落ち着きなさそうに見えて…結構な場数を。
[メイン] 歳納京子 : ユウカの目線に、ふふんと鼻を伸ばす。鬱陶しいくらいに。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…………」
[メイン]
歳納京子 :
「それでそれで~……他の二つはどんな感じなのかな?」
ユウカにそう、伸ばしたまま尋ねる。
[メイン]
歳納京子 :
……なんか圧力がある!
ティーダも黙っちゃったし、しおらしくしよう!
[メイン] 歳納京子 : 伸ばした鼻が体ごとシュン、と収まる。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……ええ、話を進めるわね━━」
それで、そっちのティーダって人には…少し詳細に説明を割いた方がよさそう。
[メイン]
歳納京子 :
……しかし、ティーダも何か思う事があるのかな?
レネゲイド、って言葉に反応したみたいだし……事件の後遺症が重かったりしてそうだ。
[メイン] ティーダ : 「あ、気にしなくていいッスよ!オレは気にしてないんで!」
[メイン]
ティーダ :
って言っても、気にしてないって言ったら、多分ウソなんだと思う。
いや、そう思った。
[メイン]
歳納京子 :
ティーダに、こくりと頷き。
目線を改めてユウカへとやる。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……わかったわ。」
「……ええと、これは知ってると思うけど…今回のシミュレーション、私たちの他にももう1チームいるのよね…訓練に当たるのが」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「私たちがBチーム。敵対…とは言わないけど、ライバル関係に当たるのがAチーム」
[メイン] ティーダ : 「ん、つまり……試合ってこと?」
[メイン]
歳納京子 :
「いたいた!ごっつい男の人と、病弱そうな女の子と、色んな部分がでかい女の人!」
こくこく、と頷きながら。
[メイン]
歳納京子 :
「試合……まあそうかも!
勝っても負けても何かされるわけじゃないけどねっ」
[メイン] ティーダ : 「ルールに則った試合ってんなら、負ける気はないッスよ!」
[メイン]
ティーダ :
ブリッツじゃあ、ないけど、なんてゆーか、スポーツマンの血?
そういうのが騒いだんだと思う。単なる負けず嫌いかもしれないけど。
[メイン]
歳納京子 :
「お、威勢いいね~!やる気あるじゃん!」
ぐっとハンドサインをティーダに送っておき。
[メイン]
歳納京子 :
「負けないようには……まず何をプログラムとしてするか知るべし、だね!
……私は調べてないけど!」
[メイン] ティーダ : 「……」
[メイン]
歳納京子 :
一本指を立て、ほっぺに触れながら。
ん~、気まずそうに目線を泳がせる。
[メイン]
歳納京子 :
「……う。そんな目で見ないでおくれ!
あー…その!ユウカが調べてきてくれてるはずだから!」
[メイン] 早瀬ユウカ : (1+0)dx+3>=8〈情報:UGN〉
[メイン] 早瀬ユウカ : 🌈
[メイン]
歳納京子 :
肩に手を回して冷や汗をかきながら笑う。
他人任せすぎる先輩である。
[メイン] 早瀬ユウカ : (1+0)dx+3>=8 (1DX10+3>=8) > 8[8]+3 > 11 > 成功
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……言われずとも」
鞄から資料を取り出す。
[メイン]
歳納京子 :
「……うぉおお……!?
いや、ホントにやってるとは……すごいな…!?」
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・本RC訓練プログラムについて
【肉体】部門、【感覚】部門、【精神】部門、【社会】部門、戦闘部門の5つに別れている。
各チームに所属するオーヴァードは、この5つから2つまで選び、他チームのオーヴァードとの対決を行う。
本番時には、各部門でお題が提示され、それに則したアクションを行なうことで採点を行ない、より優れた方へ1ポイント加算される。
最終的に、最も多くポイントを得たチームの勝利となる。勝者への待遇としては、訓練後の食事が少し豪勢になる程度だ。
※各部門でお題が提示されるため、それに適した技能を自由に宣言し、判定を行う。
そして、各部門に参加したメンバーの達成値の合計で対決を行ない、より大きな数値を得たチームが勝利ポイントを得る。
また、戦闘部門では、各チーム用のダメージ測定器が1つ配置され、それ目掛け攻撃を行い、総ダメージ量で対決を行う。
この戦闘部門における対決がクライマックスとなる。また、1ラウンドのみとする。
[メイン] GM :
[メイン] 歳納京子 : 資料を手に取り、はぁー……と几帳面に調べ上げられた情報群に息を零す。
[メイン]
歳納京子 :
ここまでとは……。仕事の面が速すぎる。
いや、すごいな。と感心しつつ。
[メイン] 歳納京子 : ハッ、と顔を見上げる。
[メイン]
歳納京子 :
「……と、とにかく!
ティーダが言ってたように、チームの試合形式みたいだね~」
[メイン] ティーダ : 「へー……直接やり合うわけじゃないんだな」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……。」
その反応に、少しだけ得意げにしながら。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ま、そう…その通り。…で、まさに確認したかったのはそこなのよ」
[メイン]
歳納京子 :
「そこ?」
首を傾げて、資料とユウカを見合わせる。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「ええ。あなたたちは……勝ちたい?」
「それとも……全力で戦いたい?」
[メイン] ティーダ : 「直接やり合うわけじゃーないんなら、ちょっと苦手かもな……」
[メイン] 歳納京子 : ユウカの問いに、ふむっ!と鼻を鳴らす。
[メイン]
ティーダ :
ユウカから聞かれた言葉。
なんか、前にも同じようなこと、言われた気がした。
いつだったっけ。
[メイン] 歳納京子 : 「”天才”らしくカッコよく戦いたい~!」
[メイン] 歳納京子 : はいはい、とアピールするように手を上げて。
[メイン] ティーダ : 「……んだよ」
[メイン] ティーダ : そして、言おうとしたことも、同じだったんだ。
[メイン]
ティーダ :
「『目標?』って聞かれたら 『優勝!』って答えろよ」
「試合に出るなら勝つ それ以外何があるんだ」
[メイン]
歳納京子 :
「ほへ?」
首を傾げて、ティーダをじっと見て。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……ふぅん?」
にやりと笑って
[メイン]
歳納京子 :
「……おお~~……
すごいやる気じゃんか、新人でそんな意気込み、初めて聞いたよ」
[メイン] 歳納京子 : こちらもまた、感服したように息を零して。
[メイン] ティーダ : 「ルーキーはルーキーでも、スーパールーキーだからさ。元エースだし」
[メイン]
歳納京子 :
「ふふふ、いいじゃんか!
その思いのままぶつけて来ればいいよ!」
グッ、と親指を立ててティーダに向けて。
[メイン]
歳納京子 :
「そーゆー質問したからには……
ユウカにも、あるのかな?」
にひっ、と笑いユウカを向いて尋ねる。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「うん……ま、やる気があるのは何よりだけど……え?」
[メイン]
歳納京子 :
「ふっふっふ、勝ちたいのか全力でやりたいのか……
そーゆーの!」
[メイン]
歳納京子 :
「同じ”天才”同士、カッコよく天才っぽくやりたい?」
ふっふっふ、と笑いながら。
[メイン] ティーダ : 「天才、なぁ」
[メイン]
ティーダ :
そーやって自分の才能をハナにかける態度が
自分の遠い記憶の中のどっかのオヤジみたいで
なんか気に入らなかった
[メイン]
早瀬ユウカ :
「……ううん、そうね…別に、自分の熱意とか誇りをぶつけたい、とか…そういうのはないけれど」
少し考える風を見せて。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「本気でやるならば、"すでに計算結果は見えている"……それだけよ」
[メイン]
歳納京子 :
ティーダの言葉に、困り眉のように眉が下がりながらも。
ユウカに耳を傾け。
[メイン] 早瀬ユウカ : 大したこともないように、ただそう零す。
[メイン] ティーダ : 「どーだかなー」
[メイン]
歳納京子 :
「……ふぉお~~~……カッコいい!」
キラキラとした目線をユウカに向け。
……あれ、もしかして”天才”らしさはユウカの方が…上?
[メイン]
歳納京子 :
「………。
くっ、それなら……二人ともの熱意、本番で見せてもらおうじゃないか!」
[メイン]
ティーダ :
「やる前に分かってたら、「試し合う」必要ねーって!!」
例のアイツを思い出して、少し反抗したかったのか。よくわからないけど、無意識のうちに、悪態をついてた。
[メイン] 歳納京子 : ガバッと立ち上がり、二人にぷくっと頬を膨らませる。
[メイン] 早瀬ユウカ : いや……まあ、あなたも頑張るのよ……と京子に言おうとした矢先。
[メイン]
早瀬ユウカ :
「…………」
きょとん、とティーダの方を向く。
[メイン] ティーダ : 「それに、アンタらが天才だかなんだか知らないけど……」
[メイン] ティーダ : 「エースはオレだっつーの!」
[メイン] 歳納京子 : エース。その自信満々に言われた言葉に、ハッと先ほどの資料を思い出す。
[メイン]
歳納京子 :
「……そこまで言うなら、リーダー……頼めるかな?」
にやり、と笑い。
[メイン]
ティーダ :
今思い返せば、本当にガキっぽかった。
それこそアイツに見られたら、揶揄う材料に使われたろうなってくらいには。
[メイン] ティーダ : 「お、いいの?オレ!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……はぁ、いいわよ。そのくらいのことで勝敗が揺らぐようなものでもないし」
[メイン]
歳納京子 :
もちろん、ばちこーんとウィンクを返し。
[メイン]
歳納京子 :
「ではでは!善は急げという事で……先に向かってるよ!
我が弟子たちも遅れずに!」
[メイン] ティーダ : 「じゃあ任せられた!よろしく!!」
[メイン]
歳納京子 :
先ほどの遅刻が効いているのか。
二人に手を振ったまま、扉を開けて退出していった。
[メイン] ティーダ : 「おい待てって、エースはオレって言ったばかりだろ!?」
[メイン]
早瀬ユウカ :
……。……でも、本当にわかってるのかしら。
だって、勝つために手段を選ばないほどの醜さは…あなたにはないでしょう?
……もちろん、それがシミュレーションであっても、本番であっても。
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ええ、すぐ向かうわ」
[メイン]
ティーダ :
それを見て、勢いよく立ち上がって、脚を運び出した。
何処に行くかも分かってないのに、すごい早とちりだった。
[メイン] ティーダ : 「待てって!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
「…………はぁ…」
荷物をまとめて、二人の後を追う。
[メイン] 早瀬ユウカ : ……まあ、"3つめの違い"は…私も果たさなきゃならないからね。
[メイン]
ティーダ :
二回目の、見知らぬ土地での目覚め。
道路があって、電気が通ってて、機械じかけの街があって。
最初に全く知らない土地で目覚めた時より、故郷に近い感じだと思ってた。
[メイン]
ティーダ :
でも、こうやって過ごしてくうちに思ったんだ。
なんだか、前より、自分の故郷と、繋がりが薄いって。
……寂しいって。
[メイン] 歳納京子 :
[メイン] 歳納京子 :
[メイン] 歳納京子 :
[メイン] GM : trigger『Renegade Control Training』 登場:各チームメンバーの代表者
[メイン] ケンシロウ : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+6[6] > 43
[メイン] system : [ ケンシロウ ] 侵蝕率 : 37 → 43
[メイン] ティーダ : {侵蝕率}+1d10 登場/リザレクト
[メイン] ティーダ : あっ!?
[メイン] GM : 🌈
[メイン] ティーダ : 1d10 (1D10) > 5
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 45 → 50
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
あなた達は無事、訓練会場に到着した。
情報通り、そこには波の音がよく聞こえる、地平線まで広がる綺麗な海がある。
また、南方に位置する島であるためか少し暑さを感じるだろう。
[メイン] GM : そうして密林地帯を潜り抜け、訓練施設まで足を運ぶと、RC訓練実施所と各チームの控室が用意されている。
[メイン]
GM :
ここで各チームは、それぞれの控室へ向かい、どの部門へどのメンバーが参加するかを話し合う。
そして代表者は、話し合い結果を実施所にあるボードへ書き込むことで、訓練準備が整う。
なお、実施所の状況は控室にあるモニターで視察することができる。
[メイン]
GM :
各部門におけるシチュエーションは以下となる。
【肉体】部門シチュエーション
・この孤島の周りを、より速く泳いで一周せよ。
【感覚】部門シチュエーション
・目隠しと、密林内に無作為に配置された状態から訓練施設内まで戻れ。
【精神】部門シチュエーション
・荒々しく流れ続ける滝に、より長く打たれ続けろ。
【社会】部門シチュエーション
・孤島内にUGN訓練部が隠した「お宝」を探し当てろ。
[メイン] GM :
[メイン]
ケンシロウ :
肉体:ウィンディ
感覚:ケンシロウ
精神:キャロル
社会:キャロル
戦闘:ウィンディ、ケンシロウ
[メイン]
歳納京子 :
肉体:ティーダ
感覚:京子
精神:ユウカ
社会:京子
戦闘:ユウカ/ティーダ
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
ウィンディ :
【肉体】部門
選手登場
[メイン] ウィンディ : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+1[1] > 46
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 45 → 46
[メイン] ティーダ : 1d10 (1D10) > 4
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 50 → 54
[メイン] ウィンディ :
[メイン] ウィンディ : そうして肉体部門の選手が入場してくる
[メイン] ウィンディ : 私には目的があった…同じRBとして彼から話を聞きたかった
[メイン]
ティーダ :
オレは 控え室から引っ張り出して来たメガホンを持って その現場に向かったんだ
気付に 前やったアレをやろうと思って
[メイン] ティーダ : 「チョーシのんなよAチーム!今回の勝ちはこのBチームがいただく!」
[メイン]
ウィンディ :
「…へっ?」
突拍子もない事に困惑した
[メイン]
ティーダ :
「なっはっはっはっは!!」
メガホンに口を構えて そう高笑いまで上げて 名乗り上げたんだ
[メイン] ウィンディ : 「……???」
[メイン]
ティーダ :
「……っし、やるか」
競技の前に 一応自由時間に慣らしで泳いでいたから ルートは把握してたんだ
今考えると ずるっこかったかもしれない
[メイン] ウィンディ : い…いやこんな所で困惑してる所ではなかった
[メイン] ティーダ : 「対戦相手はアンタ?やるんなら全力でな!」
[メイン] ウィンディ : 「ええ…よろしくお願いします、」
[メイン] ウィンディ : 「同じ”RB”として、貴方から学ばせていただきます、ティーダさん」
[メイン]
ティーダ :
泳ぎ ブリッツとも根深いそれが
色々なしがらみとかなしに やれるのが楽しくて
少し浮かれてた
[メイン] ティーダ : 「レネ……??」
[メイン]
ウィンディ :
「……」
ああ、この様子…もしかしたらと予想はしていた
[メイン] ウィンディ : もしかしてそれすら知らないんじゃと…
[メイン]
ティーダ :
だから 今ここにいるオレについて
深く 根強く 繋がっているその言葉について
あまり深く 考えようとしなかったんだ
[メイン] ウィンディ : でもだとすると…何が彼を形成してるんだろう?
[メイン] ウィンディ : …いいや、今は目の前の試合に集中しなきゃ
[メイン] ティーダ : 「……っし、流石にシロウトっぽいのには負けられないッスよ」
[メイン]
ウィンディ :
「……ええ、そうですね」
確かに私は非力だ、単純な力で戦うなら…それは少し不安だった
[メイン] ウィンディ : だけど大丈夫…これなら十二分に勝てる!
[メイン] ウィンディ : 援護の風+ウィンドブレス
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 46 → 50
[メイン] ウィンディ : (2+0+7)dx+15 【肉体】 (9DX10+15) > 10[4,6,6,7,8,8,9,9,10]+7[7]+15 > 32
[メイン]
ティーダ :
コザイクなんて必要ない
例え それがここに来て見てきた 奇妙な力が相手でも
オレは エースだから
[メイン] ティーダ : そう思って 海に飛び込んだ
[メイン] ティーダ : ({肉体}+{侵蝕率d})dx+0 【肉体】<白兵>
[メイン] ティーダ : あっ押し間違えた
[メイン] ティーダ : 振るつもりもなかったのに
[メイン]
ウィンディ :
更にリフレックス:ハヌマーンとアクロバット!
おまけにマイナーでオリジン:ヒューマン!
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 50 → 55
[メイン] ティーダ : 負けねぇっスよ!
[メイン] ウィンディ : (2+0+8)dx7+1+15 【回避】 (10DX7+16) > 10[1,2,4,5,5,9,9,10,10,10]+10[3,4,7,9,10]+10[1,3,9]+3[3]+16 > 49
[メイン] ティーダ : こっちもオリジン:ヒューマンに加えて音速攻撃、コンバットシステムにコンセントレイト、白兵だ!
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 54 → 56
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 56 → 58
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 58 → 59
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 59 → 61
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 61 → 63
[メイン]
ティーダ :
ロイスをタイタスにするッスよ!!
あやふやな過去の夢でもう記録にも残っちゃいないのを!!!
[メイン] ティーダ : これで+10個ッス!
[メイン]
ティーダ :
5+10+3+2DX+3@9
これであってるかー!?
[メイン] ティーダ : なっ!?
[メイン] ウィンディ : え~っと@使わない方法でいきましょう!
[メイン] ティーダ : 長考した末にこれはナイって…申し訳ないって…
[メイン] ティーダ : えっと…
[メイン] ティーダ : 5+10+3+2DX9+3 いけーっ!!
[メイン] ティーダ : !?!?!?!?!?!?!?!?
[メイン] ウィンディ : (5+10+3+2)DX7+3ですね…
[メイン] ティーダ : (5+10+3+2)DX7+3 これじゃ本当の意味のシロウトッスよ!! (20DX7+3) > 10[1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,5,5,6,7,8,8,8,10,10,10]+10[1,1,2,4,4,5,9]+2[2]+3 > 25
[メイン] ティーダ : しかも負けてるッス
[メイン] ウィンディ : 少女は風となり海流と一体となる
[メイン] ティーダ : 「……っ、ぷはっ!」
[メイン] ウィンディ : 風は海と同化し…凄まじい勢いでゴールにまで
[メイン]
ティーダ :
言い訳じゃないけど 全力でやった
競泳はやったことないって言っても あの子は本当に速かった
あんな直線速度は 見たことなかった
[メイン] ウィンディ : そして…
[メイン] ウィンディ : ゴールを飛び越して壁にぶつかって…死んだ!
[メイン] system : [ ウィンディ ] HP : 1 → 0
[メイン] ティーダ : 「おあ!?」
[メイン] ウィンディ : チーン
[メイン] ティーダ : 「……これ、大丈夫なの?」
[メイン] ウィンディ : 55+1d10 登場/リザレクト (55+1D10) > 55+5[5] > 60
[メイン] system : [ ウィンディ ] HP : 0 → 1
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 55 → 56
[メイン] ウィンディ : 「……ハッ!?」
[メイン] ティーダ : 「あ、生きてた」
[メイン]
ウィンディ :
「……ああ、また死んでいましたか私、」
「すいません、いつもの事なのでどうかお気になさらず…」
[メイン] ティーダ : 「お、そ、それは、大丈夫なのか?」
[メイン] ウィンディ : 「ええまあ…」
[メイン] ウィンディ : 「慣れました」
[メイン] ティーダ : 「そっか……」
[メイン]
ティーダ :
よくわからないけど ここのところはとりあえず
そういうもんだと思うことにしたんだ
[メイン] ティーダ : 「……にしても速いな……まさか泳ぎで負けると思ってなかったよ」
[メイン] ティーダ : 「……ま、でも、小回りとか、実際やる時の空間の活かし方とかなら、流石に負けない、ってか、負けるわけにもいかないッスよ」
[メイン] ウィンディ : 「えへへ…でも多分ティーダさんもやろうと思えばできますよ」
[メイン] ティーダ : 「え、そう?」
[メイン] ウィンディ : 「はい、力の気質が似てる所ありますから」
[メイン] ティーダ : 「そーかな?んじゃ、後で試してみようかな」
[メイン]
ティーダ :
練習すれば誰にだって出来る
特別 だって言ってやまないオヤジに
反抗するように一人こぼした そんな言葉を少し思い出した
[メイン]
ティーダ :
そして 嬉しく感じたんだ
まだ 自分が前に進める気がして
[メイン] ウィンディ : 「それではティーダさん、戦闘競技で会いましょう」
[メイン] ウィンディ : そうして私は競技場を後にする
[メイン] ウィンディ : ……私は確かに非力だけど次の戦闘競技
[メイン] ウィンディ : 作はある
[メイン] ウィンディ :
[メイン] ウィンディ :
[その他] system : [ ウィンディ ] ロイス : 2 → 5
[その他] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 56 → 62
[その他] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン2] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 34 → 37
[メイン3] system : [ 早瀬ユウカ ] 侵蝕率 : 42 → 51
[雑談] system : [ GM ] Aチーム : 0 → 1
[メイン2] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 37 → 41
[メイン2] system : [ GM ] Bチーム : 0 → 1
[控え室] system : [ GM ] Aチーム : 1 → 2
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : climax『Combat Drill』 登場:任意
[メイン] ケンシロウ : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+7[7] > 59
[メイン] system : [ ケンシロウ ] 侵蝕率 : 52 → 59
[メイン] ティーダ : 63+1d10 登場/リザレクト (63+1D10) > 63+8[8] > 71
[メイン] 早瀬ユウカ : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+2[2] > 53
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 63 → 71
[メイン] system : [ 早瀬ユウカ ] 侵蝕率 : 51 → 53
[メイン] ウィンディ : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+1[1] > 63
[その他] system : [ ケンシロウ ] 侵蝕率 : 59 → 77
[その他] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 62 → 63
[その他] system : [ ケンシロウ ] 侵蝕率 : 77 → 87
[その他] system : [ ケンシロウ ] ロイス : 3 → 4
[その他] system : [ ケンシロウ ] ロイス : 4 → 5
[メイン2] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 81 → 83
[その他] system : [ 早瀬ユウカ ] 侵蝕率 : 53 → 86
[その他] system : [ ウィンディ ] ロイス : 5 → 6
[その他] system : [ ケンシロウ ] ロイス : 5 → 6
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ─────そうしてついに、決戦が始まろうとしていた。
[メイン]
GM :
戦闘部門。
両チームに用意された、ダメージ測定器のデコイへ
[メイン] GM : ─────己の"想い"をぶつける。
[メイン] GM : 単純明快。レネゲイドの奔流が蠢く。
[メイン] GM :
[メイン] ケンシロウ : 潮風に、ケンシロウの黒いジャケットが揺らめく。
[メイン]
ケンシロウ :
パキ。パキ。
拳の気泡を壊し、鳴り響く威嚇音。
[メイン] ケンシロウ : 「……ウィンディよ」
[メイン] ケンシロウ : 「─────勝つぞ」
[メイン] ケンシロウ : 視線は、デコイへ真っ直ぐ。
[メイン] ウィンディ : 「…はい!」
[メイン] ケンシロウ : タン。タン。タン。と、その場で跳ね、調子を整え臨戦態勢を取る。
[メイン] ウィンディ : 「ケンシロウさん、私からもいいですか?」
[メイン] ケンシロウ : 瞳だけを動かし、ウィンディの方へ向け。
[メイン] ケンシロウ : 「……ああ、聞かせてくれ」
[メイン] ウィンディ : 「今回の戦いはダメージを与えた方が勝つ…それなら二人で攻撃した方がいい」
[メイン] ウィンディ : 「だから今回私はサポートはしません、一緒にターゲットを叩きましょう」
[メイン] ケンシロウ : その言葉に、フッ、と笑い。
[メイン] ケンシロウ : 「─────強くなったな」
[メイン]
ケンシロウ :
「……全身全霊で以ってぶつけるぞ
……曲げられない、譲れぬ己の"想い"を」
[メイン] ウィンディ : その言葉に返すように
[メイン] ウィンディ : 後ろについていた少女は
[メイン] ケンシロウ : ウィンディと肩を並べ、深く構える。
[メイン] ウィンディ : 今、並び立つ
[メイン]
ケンシロウ :
─────先の戦いでは、俺は敗れた。
それは己の驕りが所以だ。
[メイン]
ケンシロウ :
たとえ訓練だとしても、本気でなければならぬ。
それを俺は、改めて思い知った。
[メイン]
ケンシロウ :
故に……この戦いは
必ず、勝つ。今度は負けぬ。
[メイン] ケンシロウ : ケンシロウの体の周りに、闘志が宿るように、蠢く陽炎の奔流が生じる。
[メイン] 早瀬ユウカ : そんな熱気に少し気圧されるようにはしながらも。
[メイン] ティーダ : 「黒星付きのエース登場ッスよ〜」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……奇遇ね、私もよ」
[メイン] ティーダ : 「……見てたから分かってるっつーの」
[メイン] ティーダ : 「そんじゃ、二人揃ってリベンジ戦!と行こうじゃないの!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「ふふっ……ええ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……天才とか、計算とか……そういうの抜きに。」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……なんでだろう、今はただ…勝ちたい。」
[メイン] ティーダ : 「いーんじゃないの?」
[メイン]
ティーダ :
「試合前の作戦で決まることだってよくあるけどさ」
「結局最後に動かすのは、試合やってる最中だよ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……なるほど」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「たまには、そういう…根性論とか、精神論とか…そういうのを信じてみるのも、いいかもね。」
[メイン] ティーダ : 「だろ?」
[メイン] ティーダ : 「……じゃ、勝ってやろうぜ!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……勝ってやるわよ!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
悩みとか拘りとか、そういうのを…"非日常"の今くらいは、吹き飛ばして。
ただ、勝利への一心で……そこに構える。
[メイン] GM :
[メイン] GM : それぞれ、デコイとの距離は10m
[メイン] GM : 1ラウンド目、否。最終ラウンド。
[メイン] GM : セットアッププロセス
[メイン] ケンシロウ : なにも
[メイン] ウィンディ : なにも
[メイン] 早瀬ユウカ : なにも
[メイン] ティーダ : なにも
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] GM : なにも無ければティーダの手番
[メイン] ティーダ : ……待機!
[メイン] GM : ティーダの手番は、最後に。
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] GM : ケンシロウの手番
[メイン] ケンシロウ : ─────相対する組の団結を見て。
[メイン] ケンシロウ : フッ、と微笑む。
[メイン] ケンシロウ : この者達にもまた、"想い"があるのだな。
[メイン] ケンシロウ : ─────"強敵"(とも)よ。
[メイン] ケンシロウ : ならば、俺は全力で相手しよう。
[メイン]
ケンシロウ :
マイナーで戦闘移動。
デコイAへ接近。
[メイン]
ケンシロウ :
─────確実に勝つためには、"想い"を燃やす。
そう言ったな?キャロルよ。
[メイン] ケンシロウ : 良いだろう、俺は─────。
[メイン] ケンシロウ : ロイス、6つタイタス
[メイン] system : [ ケンシロウ ] ロイス : 6 → 0
[メイン] ケンシロウ : C値-5、ダイス+10
[メイン] ケンシロウ : メジャー
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ : コンボ
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ : ─────北斗百裂拳。
[メイン]
ケンシロウ :
《リミットブレイク》
《鮮血の一撃》
《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》
《鮮血の修羅》
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ : 「あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたぁあ!!!!!!!!」
[メイン] ケンシロウ : 24dx2+11 命中判定 (24DX2+11) > 10[1,1,1,1,1,2,3,3,3,4,6,6,6,7,7,8,8,8,8,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,2,3,4,5,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,1,1,2,2,4,4,5,5,6,7,9,9,9,10]+10[1,1,3,5,6,7,7,8,8,9,9,9]+10[1,2,2,2,3,3,8,8,10,10]+10[1,1,4,4,5,6,6,7,8]+10[1,2,3,3,5,8,9]+10[1,1,6,8,9,10]+10[5,8,8,9]+10[2,4,4,7]+10[3,6,8,9]+10[3,9,9,9]+10[2,8,9,9]+10[3,4,10,10]+10[4,5,7,10]+10[3,5,8,10]+10[3,4,6,9]+10[3,4,4,6]+10[1,2,5,7]+10[6,10,10]+10[4,6,9]+10[3,5,6]+10[1,4,5]+10[2,9]+10[1,8]+10[3]+1[1]+11 > 272
[メイン] ケンシロウ : 怒涛の突きが、デコイへと放たれ─────。
[メイン] ケンシロウ : そして。
[メイン] ケンシロウ : 「……ティーダ、そしてユウカよ」
[メイン] ケンシロウ : 「これが俺の"想い"だ」
[メイン] ケンシロウ : 「─────越えてみせろ」
[メイン] ケンシロウ : 28d+1 ダメージ (28D10+1) > 161[8,4,10,3,8,1,5,6,2,8,5,9,4,6,5,10,2,10,2,5,10,10,4,8,2,2,8,4]+1 > 162
[メイン] system : [ デコイA ] HP : 0 → -162
[メイン] system : [ ケンシロウ ] 侵蝕率 : 87 → 102
[メイン] ケンシロウ : ─────侵蝕率100%以上より。バックトラック。
[メイン] ケンシロウ : 侵蝕率102% ロイス0個
[メイン] ケンシロウ : 俺を、繋ぎ止めるは─────。
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン]
ケンシロウ :
メモリー
"愛"だ。
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ : メモリー:ユリアにより、侵蝕率-10
[メイン] system : [ ケンシロウ ] 侵蝕率 : 102 → 92
[メイン] ケンシロウ : そして、帰還。
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] GM : ユウカ
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン] 早瀬ユウカ : ……計算外だった。
[メイン] 早瀬ユウカ : ……しかし、最早そんなことは…どうでもよかった。
[メイン]
早瀬ユウカ :
……わかってた。
あの二人の想いの強さが、計算なんて単純なもので片付けられないなんてこと。
[メイン]
早瀬ユウカ :
……それなら。
……ああ、その通り…超えてみせればいい。
[メイン] 早瀬ユウカ : 私の……私たちの、"想い"で。
[メイン] 早瀬ユウカ : タイタス5
[雑談] system : [ 早瀬ユウカ ] タイタス : 0 → 5
[メイン] 早瀬ユウカ : C値-4、ダイス+10
[メイン] 早瀬ユウカ : ……それじゃ。
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン] 早瀬ユウカ : 《アタックプログラム》《マルチウェポン》《MAXボルテージ》
[メイン] 早瀬ユウカ : ━━この気持ちは
[メイン] 早瀬ユウカ : 《Q.E.D》で、終わらせない。
[メイン] 早瀬ユウカ : 16dx6+39 (16DX6+39) > 10[1,1,3,3,4,4,6,6,6,6,7,7,7,8,9,9]+10[1,2,5,6,7,7,8,9,10,10]+10[1,3,4,5,5,6,10]+10[8,10]+10[3,8]+5[5]+39 > 94
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……っ…」
[メイン] system : [ 早瀬ユウカ ] 侵蝕率 : 86 → 95
[メイン] 早瀬ユウカ : ……託したわよ。
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン] ティーダ : 「……ちぇっ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 9d+26 (9D10+26) > 48[9,1,5,2,8,5,7,8,3]+26 > 74
[メイン] system : [ デコイB ] HP : 0 → -74
[メイン]
早瀬ユウカ :
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] GM : ウィンディ
[メイン] ウィンディ :
[メイン] ウィンディ : …分かっている
[メイン] ウィンディ : 私はこの中で一番弱い
[メイン] ウィンディ : だけど
[メイン] ウィンディ : そんなことは理由にならない
[メイン] ウィンディ : それじゃ彼に示しがつかない…
[メイン] ウィンディ : 「全力で……やらせてもらいますよ!」
[メイン] ケンシロウ : ─────ゆけ。
[メイン] ウィンディ : マイナー:オリジン:ヒューマン
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 63 → 65
[メイン]
ウィンディ :
アンチマテリアルライフル
対象デコイA
[メイン] ウィンディ : そして
[メイン] ウィンディ : 援護の風+ウィンドブレス!
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 65 → 69
[メイン] ウィンディ : 更に!
[メイン] ウィンディ : ロイス5つでC値を下げる!
[メイン] system : [ ウィンディ ] ロイス : 6 → 1
[メイン] system : [ ウィンディ ] タイタス : 0 → 4
[メイン] system : [ ウィンディ ] タイタス : 4 → 5
[メイン] ウィンディ : (2+1+7+2)dx5+15+1 (12DX5+16) > 10[2,3,4,4,4,4,5,5,6,9,9,10]+10[3,3,4,5,9,9]+10[2,3,5]+10[7]+4[4]+16 > 60
[メイン] ウィンディ : まだだ
[メイン] ウィンディ : 私はどうなってもいい、だから
[メイン] ウィンディ : 「雷神よ!力を貸して!」
[メイン] ウィンディ : 攻撃力に+10!
[メイン] ウィンディ : 更に一度だけダメージダイス+2!
[メイン] ウィンディ : そして最後に!
[メイン] ウィンディ : ”とも”のロイスを…ケンシロウさんのロイスをSロイス化!
[メイン] system : [ ウィンディ ] ロイス : 1 → 0
[メイン] system : [ ウィンディ ] Sロイス : 0 → 1
[メイン] ウィンディ : ダメージバースト!
[メイン] system : [ ウィンディ ] Sロイス : 1 → 0
[メイン] system : [ ウィンディ ] タイタス : 5 → 6
[メイン] ウィンディ : 6d10+10+2d10+20+5d10 (6D10+10+2D10+20+5D10) > 24[7,5,5,3,3,1]+10+10[2,8]+20+38[3,10,7,10,8] > 102
[メイン] ウィンディ : 打ち出した弾丸はデコイを貫き…
[メイン] ウィンディ : そして…
[メイン] ウィンディ : ダメージ3
[メイン] system : [ ウィンディ ] HP : 1 → 0
[メイン] system : [ デコイA ] HP : -162 → -264
[メイン] ケンシロウ : 「………! ウィンディ……!」
[メイン] ウィンディ : 「……ガハッ」
[メイン] ウィンディ : 全てを燃やす尽くし…それでも
[メイン] ウィンディ : 69+1d10 登場/リザレクト (69+1D10) > 69+3[3] > 72
[メイン] system : [ ウィンディ ] HP : 0 → 1
[メイン] system : [ ウィンディ ] 侵蝕率 : 69 → 70
[メイン] ウィンディ : 魂はそこにあり続ける
[メイン]
ウィンディ :
バックドラフト
自動帰還
[メイン] GM :
[メイン] GM : イニシアチブプロセス
[メイン] GM : ティーダ
[メイン] ティーダ : 「……さって」
[メイン] ティーダ : 「エース入場ッスよ!!」
[メイン]
ティーダ :
目の前に聳えるのは 巨大で強大な壁
本当に越えられるのかも分からない そんな壁だけど
[メイン]
ティーダ :
差をつけて 圧勝してやるって
そう言ったからには 負けられない気がしてたんだ
この時は
[メイン] ティーダ : 《オリジン:ヒューマン》
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 71 → 73
[メイン] ティーダ : コンセントレイト+音速攻撃+コンバットシステム
[メイン] system : [ ティーダ ] 侵蝕率 : 73 → 81
[メイン]
ティーダ :
そして……
今のオレの 全部を注ぎ込む
そうしなきゃ 気が済まない気がしたから
[メイン] system : [ ティーダ ] ロイス : 5 → 0
[メイン] ティーダ : クリティカル値を2に
[メイン] ティーダ : 剣を構えて、そのダミーに突っ込んで
[メイン] ティーダ : 最後に一押し
[メイン] ティーダ : “自信”を乗せろ!
[メイン] ティーダ : エース・オブ・ザ・ブリッツ ○ /
[メイン] system : [ ティーダ ] ロイス : 0 → 1
[メイン] ティーダ : 手に持った剣を一心不乱に振る
[メイン] system : [ ティーダ ] ロイス : 1 → 0
[メイン] ティーダ : そして……
[メイン] ティーダ : ダイス+10!!
[メイン] ティーダ : 21dx2+3 (21DX2+3) > 10[1,2,2,2,2,2,2,4,4,4,5,5,6,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[2,3,3,3,4,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,9,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,3,3,5,5,5,6,6,7,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,3,3,4,5,5,5,6,7,7,8,8,9,10]+10[1,2,2,3,4,4,4,6,6,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,1,2,2,2,3,4,5,5,5,6,7,9,10]+10[1,1,1,3,3,5,6,7,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,3,4,6]+10[2,3,4,7,8,9,10]+10[2,4,5,6,7,8,10]+10[1,2,3,5,6,6,9]+10[2,3,5,6,7,9]+10[3,4,4,6,6,7]+10[1,2,3,3,5,7]+10[2,2,2,3,7]+10[3,3,5,6,7]+10[2,4,5,8,8]+10[3,3,4,7,8]+10[2,3,4,6,7]+10[1,2,2,6,10]+10[1,4,8,10]+10[3,5,10]+10[1,4,8]+10[1,4]+10[3]+10[8]+10[5]+10[7]+10[2]+10[2]+10[3]+10[8]+10[5]+10[7]+10[9]+10[6]+10[9]+10[7]+10[6]+10[7]+10[10]+10[6]+10[9]+10[7]+10[8]+10[2]+10[5]+10[10]+10[6]+10[8]+10[4]+10[7]+10[3]+10[9]+10[6]+10[8]+10[5]+10[6]+10[10]+10[8]+10[3]+10[10]+10[7]+10[3]+10[7]+10[10]+1[1]+3 > 664
[メイン]
ティーダ :
一心不乱に、ただ、闇雲に、シロウトそのまんまの動きで、だけど、全力で
剣を何回も叩きつけて
[メイン] ティーダ : 「……ボール!パス!!パス!!!」
[メイン] ティーダ : 聴こえるように、そう叫ぶ
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……え!?」
[メイン]
ティーダ :
「なんでもいいから!!」
「オレがいっちばん、思い乗せられるモノをさ!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「きっ、急にそんなこと…!!…ああ、もう…!!!」
[メイン] ティーダ : そう叫ぶと同時に、剣をジャンプ用の棒のように使って、飛び上がって
[メイン]
早瀬ユウカ :
そこに残されていたのは、ただひとつ。
━━残されていた、ティーダへの…ロイス。
[メイン] 早瀬ユウカ : ◎ 勝利への信念 / 敗北への恐怖
[メイン] 早瀬ユウカ : ……最後の思いを、形にして━━思い切り、ぶつける。
[メイン] ティーダ : 「っし!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……っりゃああああああああああああああ!!!!!」
[雑談] system : [ 早瀬ユウカ ] タイタス : 5 → 6
[メイン] ティーダ : 確かに見えたその一球
[メイン]
ティーダ :
オレは何も考えず ただこの一瞬のために
身体を動かした
[メイン] ティーダ : 67d+4 (67D10+4) > 391[10,10,7,10,9,10,5,9,10,6,2,1,9,3,6,6,1,5,7,4,2,4,6,4,7,10,8,1,10,5,5,7,5,3,2,1,9,3,8,10,1,4,8,4,9,6,10,4,1,5,2,6,7,2,5,9,10,4,5,1,6,8,3,10,10,3,8]+4 > 395
[メイン] system : [ デコイB ] HP : -74 → -469
[メイン]
ティーダ :
くるりと空中で回って
そのまま回転するようにボールを蹴り出す
[メイン] ティーダ : その動作は、オーバーヘッドキック
[メイン] ティーダ : ……いや 『スフィアシュート』!!
[メイン]
ティーダ :
その一撃 デコイに勢いよく叩き込まれ
その姿 まさに
[メイン] ティーダ : 【エース・オブ・ザ・ブリッツ】
[メイン] ティーダ : 「っっっしゃあ!!!!」
[メイン] ケンシロウ : 「……フッ」
[メイン]
ケンシロウ :
その想いで以って勝利を勝ち取った両者へ微笑み。
踵を返す。
[メイン]
ケンシロウ :
「……また負けてしまった
すまぬ、ウィンディよ」
[メイン]
ウィンディ :
「……なっ!?」
目の前の光景に唖然として
[メイン]
ウィンディ :
「……どうやら、そうみたいですね」
もう得点を見なくてもわかる、この威力は…
[メイン]
ケンシロウ :
─────今度の俺は、一度も驕ってなどいない。
俺の全力を見せた。そして負けたということであれば
彼らの想いが実を咲かせたのだ。
[メイン]
ケンシロウ :
「……強くなるための道は、未だ険しいな」
そう語るケンシロウの表情は、どこか爽やかで。
[メイン]
早瀬ユウカ :
……理解させられる。
その激しさ、舞う水飛沫は……"それ"の試合が、眼前でくり広がられるかのように。
[メイン]
ケンシロウ :
潮風に靡くケンシロウの黒髪と共に、ティーダとユウカへ視線を向け。
─────心からの"祝福"を、送るのだった。
[メイン] ケンシロウ : 俺の秘孔では─────。
[メイン] ケンシロウ : クリンナップ
[メイン] ケンシロウ : 《鮮血の修羅》
[メイン] ケンシロウ : ─────対象はクリンナップでHP60点失う。
[メイン] system : [ デコイA ] HP : -264 → -324
[メイン] ケンシロウ : ─────届かぬ領域であった。
[メイン] ケンシロウ : ケンシロウの背後で、デコイが爆裂し四散する。
[メイン] ティーダ : 「……ってことは」
[メイン] ティーダ : 「ゲーム・セット!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……!!!」
[メイン] ティーダ : 「予定通りの圧勝とはいかなかったけどさ」
[メイン]
ティーダ :
「圧勝じゃなくても」
「快勝だ!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……ええ。でも」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…うん。私の中では、ティーダの圧勝だったけどね」
[メイン] ティーダ : 「へへ、そう?」
[メイン]
ティーダ :
「……ったく」
「何が特別、何が天才だ」
[メイン] ティーダ : 「……こんなの、練習すりゃ誰でもできるっつーの」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……何よそれ。かっこつけて」
[メイン]
ティーダ :
……見られてる気がして
そんなはず 絶対にあり得ないのに
あのオヤジに 見られてる気がして
[メイン]
ティーダ :
あからさまに
アイツに 悪態をついてやった
[メイン] ティーダ : 「……別に ユウカに言ったわけじゃないって」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……っ、ますます何よ……もう!」
[メイン] 早瀬ユウカ : …………せっかく、かっこよかったよ…って、伝えようとしたのに。
[メイン] ティーダ : 「……さってと……気持ちのいい勝ち試合の後にやることは一つだ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「…うん?」
[メイン]
ティーダ :
「決まってるだろ?」
「デッカい試合に勝ったら……めいっっっぱい、浮かれるんだよ!」
[メイン]
ティーダ :
「勝った方はメシもちょっぴり豪勢になるんだろ?」
「だったら……勝った後のお祝いには、ちょうどいいじゃん!って!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「あ、うん…………って、いや…ちょっと!!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……京子の勝敗は!? 私たち2敗してるのよ!?」
[メイン] ティーダ : 「なーに心配してんだよ」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「へっ…」
[メイン] ティーダ : 「そんなの余計なお世話だって、お前が一番よくわかってるだろ」
[メイン] ティーダ : 「だって……お前もアイツも、天才、なんだろ?」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「……え」
[メイン] 早瀬ユウカ : ……いま、天才…って。
[メイン] ティーダ : 「ま、オレみたいなエースは、いくら才能がある奴でも飛び越えてっちゃうけどな!」
[メイン] 早瀬ユウカ : 「なっ……この…!」
[メイン]
早瀬ユウカ :
ティーダの背中を追いかける。
━━天才なんて意味のない言葉、とうに聞き飽きた…なんて、思ってたけど。
[メイン] 早瀬ユウカ : ……今の一言は、なんだかとても、嬉しかった…かもしれない。
[メイン]
ティーダ :
[メイン]
ティーダ :
ブリッツボール ザナルカンド スピラ
たぶん この世界じゃどれも
だれも 名前すら知らないんだろう
[メイン]
ティーダ :
オレのいた場所と
あまりに隔絶された感じがして
あの時よりずっと寂しく感じたんだ
[メイン]
ティーダ :
でも そんな世界でも
自分達それぞれの 帰る場所を守ろうと
自分達の日常を 非日常を
なんにせよ 帰るべきところを守ろうとするみんなを見てると
オレも 勇気をもらえた気がしたから
[メイン]
ティーダ :
だからこの時はまだ
ザナルカンドのこと スピラのこと
オレにとっての ほんとうの帰るべきところについて
話す気には なれなかったんだ
[メイン]
ティーダ :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
バックトラック
全員、自動帰還
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : そうして─────激動の訓練の一日は終わりを告げた。
[メイン]
GM :
日常と非日常の狭間で生きる、オーヴァード達は
今日もまた、命の息吹を灯すのであった─────。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] ウィンディ :
[メイン] ウィンディ : ED:『試合終了』登場:ウィンディ、ケンシロウ
[メイン] ウィンディ :
[メイン] ウィンディ : 試合が終わり部屋に戻る道で…
[メイン] ウィンディ : 「……負けちゃいましたね、試合」
[メイン] ケンシロウ : 「………………」
[メイン] ケンシロウ : 透き通ったエメラルド色の海の、波の音だけだ聴こえる。
[メイン] ケンシロウ : ゆっくりと視線をウィンディの方へ向け。
[メイン] ケンシロウ : 「…………フッ」
[メイン] ケンシロウ : 軽く微笑み。
[メイン] ケンシロウ : 「……やはり、悔しいか」
[メイン] ウィンディ : 「…そうですね、私も全力を出し切って…それこそ命がけで…」
[メイン] ウィンディ : 「二人で全部ぶつけて…それでも勝てなくて…」
[メイン] ウィンディ : …涙が零れ出す
[メイン] ケンシロウ : 「………………………」
[メイン] ウィンディ : 「…悔しい…悔しいよう…!」
[メイン] ケンシロウ : ウィンディの頭へ、そっと、優しく手を置く。
[メイン] ウィンディ : 泣いた、わんわん泣いた
[メイン]
ケンシロウ :
「………ああ、この場には誰もいない
好きなだけ泣くといいさ」
[メイン] ウィンディ : 「…ううっ…!」
[メイン] ウィンディ : 「うわああああああああああああああああん!!」
[メイン]
ケンシロウ :
「…………………………」
ウィンディの、魂の籠った涙に
ケンシロウは温かな目で、見守り続け。
[メイン] ウィンディ : その胸に抱かれながら、泣いた
[メイン]
ケンシロウ :
「…………その”想い”を忘れぬ限り
ウィンディ、お前はきっと……今よりもずっと
強くなれる」
[メイン] ウィンディ : 「ううっ…ぐすっ…」
[メイン]
ウィンディ :
「…はい」
震える声で、答える
[メイン]
ケンシロウ :
「………フッ」
優しく微笑み。
[メイン]
ケンシロウ :
「………俺も未だ、道半ばだ
共に歩もう、守りたいモノを真に守るために
己の”想い”を咲かせるために」
[メイン] ケンシロウ : 「───”とも”よ」
[メイン] ウィンディ : 「……!」
[メイン] ウィンディ : その言葉を聞いて、嬉しかった
[メイン] ウィンディ : だからなのか、悔しさや嬉しさで心がぐちゃぐちゃになって
[メイン] ウィンディ : 余計涙を止めれずにはいられなかった
[メイン]
ケンシロウ :
………ああ、そうか……。
これが、きっと……そうなのだろうか。
[メイン] ケンシロウ : 想いを共にする者と、同じ時を刻むこの瞬間がきっと……。
[メイン] ケンシロウ : ────”日常”なのだろう。
[メイン]
ケンシロウ :
南の、温かな”風”が二人を包み込む。
このしょっぱい味は、潮風のせいではない。
[メイン] ケンシロウ : そうして天を仰ぎ、橙色の空を眺める。
[メイン] ケンシロウ : ────輝くは、北斗七星。
[メイン] ケンシロウ : 死兆星は……未だ見えず。
[メイン]
ケンシロウ :
ケンシロウは、ウィンディが泣き止むまで
悔しさを糧にすることができるその時まで
ただ静かに、暖かく、傍に寄り添い続けるのであった。
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :
[メイン] ケンシロウ :